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地域包括ケアー介護保険サービスシリーズ①

居宅サービスを知ろう

更新日:2025年3月1日
発信者:プロジェクトリンクト事務局
監修者:名前(施設名・役職)

高齢化が進む中で、介護保険サービスの理解はますます重要になっています。特に、住み慣れた自宅で介護を受ける「居宅サービス」は、多くの方にとって大切な選択肢の一つです。本記事では、居宅サービスの基本情報、利用の流れ、選択のポイントなどについて詳しく解説します。

目次

居宅サービスとは?

 

居宅サービスとは、介護が必要な高齢者が自宅で生活を続けられるように提供される介護保険サービスの一つです。介護度や生活環境に応じて、多様なサービスが用意されています。

<居宅サービスの種別と中身>

 

● 訪問介護(ホームヘルプ)

・身体介護
入浴、排泄、食事介助など、日常生活の支援
・生活援助
掃除、洗濯、調理、買い物など、日常生活の維持をサポート

● 訪問看護

・看護師が自宅を訪問し、医療的ケア(点滴、傷の処置、服薬管理など)や健康管理を実施
・病気の管理や看取りケアも対応可能

● 訪問リハビリテーション

・理学療法士や作業療法士が訪問し、歩行訓練や関節可動域訓練などのリハビリを提供
・身体機能の維持・回復を支援

● デイサービス(通所介護)

・介護施設での食事や入浴、レクリエーション活動を提供
・介護者の負担軽減や社会交流の場としても有効

● デイケア(通所リハビリテーション)

・医師の指示に基づき、理学療法や作業療法を受ける。
・身体機能の回復を目指し、日常生活動作(ADL)の向上を支援

● 短期入所生活介護(ショートステイ)

・一定期間施設に宿泊し、入浴・食事・排泄などの介護を受ける。
・介護者の休息(レスパイトケア)にも活用される。

<居宅サービスの対象>

 

居宅サービスの対象者は、介護保険制度における要介護認定を受けた方です。

● 要支援1・2

・軽度の支援が必要な方
・主に介護予防サービス(訪問介護、デイサービスなど)を利用

● 要介護1~5

・中等度から重度の介護が必要な方
・訪問介護、訪問看護、デイサービス、ショートステイなど多様なサービスを利用可能

居宅サービスを利用するための流れ

 

居宅サービスを利用するには、 「要介護認定」→「ケアマネジャーの選定」→「サービスの選択と契約」→「サービス開始」 の4つのステップを踏みます。

<居宅サービスの選択の仕方>

 

 ご本人のニーズに合ったサービスか

・生活の自立を目指すのか、介護者の負担軽減を重視するのかを明確にする。
・必要な支援(身体介護・生活援助・医療的ケアなど)を見極める。

サービスの提供体制が整っているか

・訪問介護やデイサービスなど、地域の提供事業者が充実しているか。
・施設の設備やスタッフの対応を事前に確認する。

サービスの柔軟性と変更のしやすさ

・状況に応じてサービス内容を変更できるか。
・介護度の変化に対応できる事業者を選ぶ。

● ご本人・ご家族との相性

・ケアマネジャーやヘルパーとの相性が良いか。
・介護者の負担を軽減できるかを考慮する。

費用と自己負担額のバランス

・介護保険でカバーされる範囲と、自己負担額を確認する。
・追加費用が発生する場合の内容や料金を事前に確認する。

緊急時の対応力

・夜間や休日の対応が可能か。
・急な体調変化や事故に対する対応方針が明確か。

<居宅サービスを利用するために必要なもの>

 

居宅サービスを利用するには、以下の書類や手続きが必要です。
要介護認定の結果通知書
市区町村から交付
介護保険被保険者証
ケアプラン
ケアマネジャーが作成
契約書
各サービス事業者と締結
利用者負担額の準備
自己負担割合に応じた費用

まとめ

 

居宅サービスは、高齢者が自宅で安心して暮らせるように支援する重要な介護保険サービスです。要介護認定を受け、ケアマネジャーと相談しながら適切なサービスを選択することが重要です。特に、訪問介護やデイサービスなどは、介護者の負担を軽減しつつ、高齢者の生活の質(QOL)を向上させる効果が期待できます。また、サービス利用中でもケアプランの見直しが可能なため、状況に応じて柔軟に対応できる点も居宅サービスの特徴です。ご家族やケアマネジャーと連携しながら、最適な介護サービスを選択しましょう。

監修者プロフィール

名前

診療科・役職

●職種・資格

医学博士
日本脳神経外科学会 指導医
近畿脳神経外科学会 評議員
日本脳卒中学会 指導医

●メッセージ

脳神経外科ではありますが、全例手術を行うのではなく、状態、症状に対して、確実かつ適切な治療を行います。また、外来診療のみでなく、救急でも即座に対応できるような体制をとっています。

よくある質問


居宅サービスは、自宅で介護を受けながら生活を続けられるように支援するサービスです。一方、住宅サービスは介護施設に入所して24時間の介護を受けることを前提としたサービスです。
● 居宅サービスの特徴
訪問介護、訪問看護、デイサービスなどを利用しながら、自宅で生活する。
● 住宅サービスの特徴
特別養護老人ホーム、介護付き有料老人ホームなどで、常時介護を受ける。

自宅での生活を続けたい場合は居宅サービスを、より手厚い介護が必要な場合は住宅サービスを選択するとよいでしょう。


介護保険を利用して居宅サービスを受けるには要介護認定(要支援1・2、要介護1~5)が必要です。ただし、民間の自費サービスを利用すれば、要介護認定がなくてもヘルパーやデイサービスを受けることは可能です。要介護認定の申請は市区町村の窓口で行えます。


ケアマネジャーは、利用者の状況に応じた介護サービスを提案・調整する重要な役割を担います。選ぶ際のポイントは以下の通りです。
● 経験や専門性
認知症、難病、終末期ケアなどに詳しいか。
● 対応力
相談しやすく、希望をしっかり聞いてくれるか。
● 事業所の評判
地域での評判や実績があるか。

事業所の見学や、ケアマネジャーと面談して相性を確かめることをおすすめします。

● 居宅サービス

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