【TOPICS】初期臨床研修医・古庄穂医師が「優秀演題賞」を受賞しました。

このたび、当院、初期臨床研修医の古庄穂医師が、第 37回近畿内視鏡外科研究会において「優秀演題賞」を受賞しました。この賞は、学会での発表内容が特に優れたものと認められる演題に贈られる名誉ある賞です。 

古庄医師が発表した演題は、「腹壁瘢痕ヘルニアに対 する腹腔鏡下IPOM法」。腹壁瘢痕ヘルニアとは、過去の 手術痕が膨らみ、内臓が皮膚の下に飛び出してしまう病気です。この病気に対して、腹腔鏡を用いた修復術「IPOM 法」を選択することで、術後の在院日数の短縮や合併症リスクの軽減が期待できます。今回の発表では、当院での症 例を整理・分析した結果をもとに、術式の有効性や安全性 について報告しました。 

学会発表に向けては、症例データの整理や解析を行い、 抄録作成、スライド作成、さらに発表練習を重ねるなど多くの準備を行いました。古庄医師は、「指導医の先生方からの助言がなければ、気づけない点がたくさんありまし た」と感謝を述べるとともに、「他の先生方の発表を聴ながら、自分に足りない部分を学ぶ機会となりました」と 振り返ります。

また、受賞の喜びについて、「これまでの人生で賞をい ただく機会は少なかったので、素直に嬉しいです」と語る 古庄医師。しかし同時に、「この栄光に満足することなく、 日々の臨床と研究に励み、さらに上を目指していきたい」と意気込みを語ります。

今後は令和7年3月の研修修了後に専門医の認定を目指 しながら、手術トレーニングや学会発表を通じて医師としての経験を積み重ねる計画です。「すべては患者さまに質 の高い医療を提供するため」と話すその姿勢に、真摯な医 療への情熱を感じました。

上部へスクロール